現代を生き抜く大切な考え方「レジリエンス」
皆さんは「レジリエンス」という言葉を知っていますか?
ぼくは約3ヶ月前センター試験の現代文を受験したときに初めて知りました。
(↑出典です。受験が終わり改めて読むとかなり興味深い。)
レジリエンスとは、自発的治癒力の意味である。「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される____(wikipediaより)
要するに「ダメージを受けても折れない力」のことです。ここで重要なのが「ダメージは受ける」こと。一般的にメンタルが強いひとというのはそもそもダメージを受けない、と解釈されがちです。どんなに大きい地震が起きても微動だにしないイメージ。
例えばSNSで悪口を書かれたとき、メンタルの強い人ならそれを読んでも全く気にしなさそうです。
しかし、実際にそんな人は殆どいません。
人なら誰しもダメージを受けます。これを乗り越えて幸せになるには2つの方法があります。
- ダメージを受けてもすぐに回復する
- そもそもダメージを受けないようにする
2についてはかんたん。SNSの悪口は見なければいい。きらいなひととは付き合わなければいい。
精神科医の樺沢紫苑先生も、
「私はメンタルが強いと言われますが、実は違います。自分に対して否定的なコメントを見ると普通に傷つくので、自著の☆1コメントとかは見ないようにしてます笑。」
といっている。
しかし、すべてのダメージを回避することはできない。嫌いな上司と縁を切ることはできないし、嫌でもアンチコメは目に入ってくる。
そこで重要なのが「レジリエンス」です。レジリエンスはゆとりに似ています。
なにか嫌なことがあっても、「まあいいか」と軽く受け流す。心にゆとりを持つことで幸せになれます。
また、ダメージに対してだけではなく、変化に対応する柔軟性のこともレジリエンスといいます。当たり前ですが、これから急速に時代は変わっていきます。というか今も変わってる。コロナウイルスによる社会の変化は前の記事でも述べました。
コロナウイルス、AI、IoT…「人生100年時代」と言われてますが、ぼくたちはこれから途方も無いほど変化を経験します。その変化に敏感に反応し、柔軟に対応しなくてはならないのです。
センター試験はなくなり、来年から新たに共通テストが導入されます。入試形式の変化だけでなく、9月入学が検討されるなど、教育業界は特に変化が激しくなるでしょう。
去年のセンター現代文作問者がこの文章を選んだ理由がわかった気がします。